もぐおのかばん

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スウィートホーム(映画)

スウィートホーム(1989年度作品)

 

訴訟問題で絶版になったビデオが出てきた。

スウィートホームという、1989年に公開されたホラー映画。

今2022年だから、33年前の作品。

昭和から平成になった年で、ゲームボーイが発売された。

そして、ケンちゃんラーメンも新発売!。それはいつもだわ。

 

うちは、まだテレビデオが現役なので、それでさっそく視聴したよ。

再生すると、最初にファミコンスウィートホームのCMがながれた。

「あの、おもしろ男、伊丹十三スウィートホームファミコン化に

成功したぞ!」

時代を感じさせるナレーション。

「なつかしー」思わず声に出してしまった。

 

内容は、霊の住む洋館に入ったテレビ取材班の人たちが、

霊を刺激して、怖い目に合うという、よくある話ですな。

主人公は宮本信子、その恋人役に山城新伍

その娘役がレベッカNOKKO

他に、黒田福美古舘伊知郎が出ております。

 

古舘伊知郎の、危なっかしいやり手のテレビマンの演技と、

山城新伍のユーモアのある安定した演技が、

いい感じに緊張と緩和で、怖さを生んでいます。

人が溶けたり、燃える特殊技術は、この作品にうまく馴染んでいて、

違和感を感じさせません。

そして電球が光を増してから破裂したり、

影がじわーっと広がっていく所とか、

いろんな演出に挑戦しているところに注目です。

 

しかし、主人公とその恋人、50代と40代、共に初老の域。

アクション要素強めの映画になぜその配役?

それに二人のロマンス興味ねー。

そして、伊丹十三演じる山村さんの能力。

よくわからない歌を歌いながら、手に力を込めて、握った酒のびんを、

ぐにゃりと溶けたように変形させる。どこで使うたんや。

娘救出の時に使ったんやろうか?

今だに謎やわ。

でも、面白かった。きれいなCGばっかり使っている映画とは

没入感が段違いやわ。

 

そういえば、山城新伍って「チョメチョメ」って、

クイズ番組でよく言うてたな。

なんか思い出したわ。