艦長にあこがれて
今週のお題「おとなになったら」
自分にとっておとなとは、「艦長」である。
宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長や、超時空要塞マクロスのグローバル艦長、
不思議な海のナディアのネモ船長(「ノーチラス号は軍艦ではないから艦長ではなく
船長と呼べ」と言っているから艦長やけど船長)。
小学生だった自分は、テレビの前で彼らの姿を羨望のまなざしで見ていた。
いつも寡黙でどんな危機的状況に陥っても、慌てず冷静沈着で、決してあきらめず
打開策を見出して乗り切っていく。
そして、厳しく見えるけど本当はやさしい心を持っている。
それはもう、「あこがれてまうやろー」って感じですわ。
おとなになったら、あんな風にになりたいと思うのは当然のことやった。
気が付けば年齢を重ねて、おとなと呼ばれるようになっていた。
しかし、あこがれた艦長にはほど遠い。
何事にも動じないように心がけていても、トラブったりするとすぐに慌ててしまって
メッキははがれるし、ひとたび忙しくなると人にやさしくする、余裕もなくなる。
まあ寡黙なとこはいっしょなんやけど...いいようにいうてるけど口数少ないだけ。
あの頃あこがれていた艦長のように全然なれそうにない。
どうやったらなれるのだろうか?今だに思う。
そういえば艦長といえば、喫煙パイプ。
自分はタバコ吸わないけど、パイプでもくわえれば艦長の気分が味わえるのだろうか?
「何事も形から入るのは大切」と聞いたことがある。
帽子をかぶって、パイプくわえて、口髭と顎髭つけて....
って、これはただのコスプレやん!