もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

Gの実写版

Gセイバー(2001年)

ハリウッド版機動戦士ガンダム。Gセイバーを、今回見た。

日本のアニメを外国で実写化すると、大概へんちくりんな作品に

仕上がってくるけど、モビルスーツの戦闘シーンとか迫力あるし、

アニメのガンダムには出て来ないタイプの主人公の、ウィットに富んだ

セリフがおもしろかった。

あのプレステの実写ガンダムゲームの、尻顎シャアとか出てこんので、安心してや。

 

宇宙世紀223年、世界は、食糧危機にあえいでいた。

その危機を救う、研究成果のサンプルを巡って、

主人公の元地球議会のパイロット、マーク・カランは、

宇宙都市サイド・ガイアの生物博士シンシアと出会い、

事件に巻き込まれる。

事件は、地球議会とガイアとの戦闘に発展する。

マークは、Gセイバーに乗って戦うことを決意する。

 

モビルスーツのCGは、かっこいいんだけど、音が残念。

一昔前のロボットの駆動音。

ウィーンウィーンガシャンガシャンって、宇宙世紀感、まったく無し。

そこは、原作と同じ音でもよかったような気がするけど。

 

ガンダムといえば強いけど哀しい女性が出てくる。

この作品にも、ミミというマークと付き合っている女性が出てくる。

このミミという女性がこの話のキーやな。

今回の事件で、地球でのキャリアを捨てて、マークと一緒にガイアへと

脱出するが、マークがシンシアに心変わりしてしまう。

それを知ったミミは、マークとの将来のため、地球に戻れるように、

地球議会総督と取引する。しかしマークに、バレてしまう。

ミミは、理由を説明するがマークは聞く耳を持たない。

そして、シンシアのことを問い詰めると、

マークは、シンシアとのことは棚に上げて、

「お前は自分のキャリアのことしか考えてない女だ」と、キレる。

そして、緊急避難警報が出ているにもかかわらず、鍵を壊してミミを、

部屋に閉じ込め、去っていくマーク。

裏切られ、愛した男に殺されそうになるミミ。

マークも、主人公とは思えん、結構な下種野郎やな。

 

ガイアから脱出するため、総督を出迎えに行くミミ。

サンプルのことを気に掛ける総督。

ミミは、シンシアからサンプルを奪い、総督に渡す。

サンプルを渡せば食糧危機を総督が解決してくれると、信じていた。

しかし、食糧危機を解決する気などないと、総督は言う。

またしても、ミミは信じた人に裏切られてしまう。

総督に仕返しをするため、サンプルをシンシアに返す。

それがバレて総督にキレられる。

逆ギレするミミ。

 

裏切られても、男にののしられても負けん。だけど最後は、

自暴自棄になって死んじゃうところが、ガンダムに出てくる女らしい。

まったく、かわいそうすぎて救われんわ!

 

今回、日本語吹き替え版で見たんやけど、どうも、主人公の声が眠気を誘う。

誰が、声あてとるんかみたら、加藤晴彦って出てたわ。

もう、本職の人にやってもろたらええやん。二回寝てしもたわ。

字幕版で見たらよかった。

 

ヒロインの声は、篠原涼子やで。