もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

飼い犬、外耳炎

病気療養前の、まる


うちの飼い犬`まる‘の様子がおかしい。

ずっと顔を右側に傾けている。

そして時折、グルグル回りながら「ヒン,ヒン」と変な声で鳴いて、

その後、水をがぶがぶと、こぼしながら飲む。

 

明らかに異常だ。

右側がどうも痛そうだったので、右の耳の穴を見てみた。

ちょっと臭いにおいがした。

しかも耳の穴は薄い緑色の膿でふさがっている。

これは、普通ではないと思い、調べてみた。

どうやら、外耳炎のようだった。

耳の中に、虫かなんかが入って、炎症を起こしたらしい。

とりあえず綿棒で、膿を除去してから、市販の耳洗浄液を使ってみて

様子をみることにした。

 

治らん...全然良くならん。

あまりにも痛がるので、車で十分ほどの所にある獣医さんに

診てもらうことにした。

六十代位の先生で、診察は午後三時から、午後七時まで。

飼い猫の避妊手術も、何度かお願いしたことがあった。

 

病院について、まるを診療台にのせた。

僕は、まるが暴れないように押さえていた。

先生は、いつから?どんな症状?と、聞いてから、まるの右耳を診た。

「うーん、少し臭いな。」そう言うと、おはしくらい長い綿棒を

まるの耳に突っ込んだ。

あまりの痛さに右足をブルブルと震わせている。

先生は綿棒を引き抜くと、綿棒を見つめて何も言わず、

再度、新しい綿棒をまるの耳に突っ込んだ。

三回繰り返した後、ピンク色の蓋の薬を取り出した。

どうやら、耳の洗浄液のようだった。

蓋についたスポイトで液を吸い上げ、そのまま耳の穴の中へ

入れて液を流し込んでから、耳の根元をもんだ。

するとまるが、ブルブルっと首を振った。耳に入った液が飛んで出た。

そして、指で塗り薬を耳の穴に塗って治療は終わった。

 

「先生、何が原因なんでしょう?」聞いてみた。

すると先生は、

「ダニが入ったかなんかで、耳の中が炎症しとるんかな。

まあ、様子見て、まだ痛がるようだったら、虫の駆除せなな。」

心当たりがあった…実は、まるは発症する前に、散歩中に逃げ出して、

何日か山の中にいたと思われる。

なんせ発見場所が、山の中の椎茸ハウスやったから、

虫だらけの中にいたんだろう。

 

治療してもらって次の日には、痛がって鳴く事もなくなった。

一週間目には顔も真っ直ぐになって、触っても痛がらなくなった。

処方してもらった、耳の洗浄液と炎症を治すクリームで、

毎日治療したおかげや。

 

結局、治療費と薬代で、六千円ほどかかった。

元を取るためというわけではないが、元気で長生きしてくれや。