ガンダム 道の駅に立つ
岡山県津山市の国道１８１号線沿いにある道の駅「久米の里」に行ってきた。
ここには、あのグリプス戦役を戦い抜いたエゥーゴのモビルスーツ「Ｚガンダム」が
格納されているのだった。
高さ7メートルで実物の三分の一だけど、道の駅にはちょうどいいサイズ。
なかなかリアルで、おもちゃみたいな趣があっていい感じ。
変形はできんが、コクピットがあって中に乗ることができる。
ちゃんとメンテナンスしたら動くらしい。
７年かけてひとりで製作したところが、アニメに出てくる科学者っぽくて良い。
久米の里は、野菜の直売をしている活采館、レストランの食遊館、
お土産を販売している仙人館と、モビルスーツで構成されている。
平日ということもあって地元ナンバーの車ばかりだった。
地元の人はガンダムを見慣れているのか、見ているのは僕だけだった。
雨がぱらつく中、考えてみた。
「近所にガンダムのある生活」......
「家はどこらへん？」と聞かれて、「ガンダムの近く」と答えたら
「あーあのガンダムの！」
ってなるから目印になって便利や。
きびだんごなどのおみやげも販売している。
地元の人が作った手芸品もある。
一点ものだから、ここでしか手に入らないぜ！
ほかに、なぜか韓国の食品コーナーがあったりした。
食遊館というレストランもあって、津山ホルモンうどんも食べられる。
そこの壁に、若井おさむのサインが飾られていたのが印象的だった。
「こいつ．．．動くの？」
と、言ったとか、言わないとか...
ガンダムの目の前の駐車場に、久米仙人焼きというこの地域のマスコットを
モチーフにした人形焼きの屋台がある。
中に白あんと黒あんが並んで入っていて、口に入れるとまず
こしあんとつぶあんの中間くらいの口触り、そして二種類のあんが混ざり合って
何とも言えないハーモニーが口の中で奏でられる。
「一回、食べてみんちゃい」としか言えん。
ふつうのたい焼きも売っとるよ。
道の駅とＺガンダムというシュールな光景が拝める久米の里。
刻の涙が見れるかなぁ...
