もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

漫画は紙で読む派(モンキーピーク)

原作が志名坂高次と聞いて、麻雀漫画を連想するのだけれど

「モンキーピーク」はバリバリのサバイバル漫画。

 

月刊少年マガジンで「受験の帝王」という漫画を読んで

絵はまあ置いといて、ストーリーが面白かったというのが印象に残っていた。

この作品は原作を担当しているというので興味がわいて読んでみた。

 

 

この「モンキーピーク」という漫画、全12巻、続編の「モンキーピーク the Rock」が

全9巻、外伝の「モンキーサークル」全2巻がシリーズとしてある。

「モンキーピーク」、「モンキーサークル」、「モンキーピーク the Rock」

の順に読めば話の時系列が分かりやすい。

 

この物語は、ある製薬会社に対する復讐の物語。

会社が企画した社員のオリエンテーリング登山で猿が襲ってくる。

なすすべもなく猿に虐殺されていく社員達。

 

なんとか生き残った者たちは険しく厳しい山の中へと追い込まれていく。

猿をなんとか退けながら逃げ延びていくが、水や食糧の問題、

仲間の間に生じた疑心暗鬼によって、人間同士の争いにも発展していく。

 

猿とはいったい何なのか?なぜ襲ってくるのか?

果たして社員たちは無事に生き延びて下山できるのだろうか....?

 

とにかく猿が恐ろしい。問答無用の殺意が伝わってくる。

そして窮地に追い詰められた者の狂気をまざまざと見せつけられ、

どんどん人間性をなくしていくのが恐ろしい。

 

 

 

外伝。有名画像配信者が猿の噂を聞いて森を探索するが、逆に猿に襲われる。

 

 

前作「モンキーピーク」で生存した主人公が、同じく生存した友人を捜索するため

猿の生息する洞窟調査に協力することになる。

 

今度は暗い洞窟の中に閉じ込めらてしまう。

暗闇の中で複数の群れで襲ってくる猿。

圧倒的な猿の数に犠牲者は増えていく。

極限状態に追い込まれた主人公が、洞窟の出口で見た猿の謎とは.....

 

右も左も分からん洞窟の中で、ライトの電池残量を気にしながら出口を探す。

想像しただけでおかしくなりそうや。

 

今回は猿の群れ。猿の数と圧倒的な殺傷能力が絶望感を呼びます。

またしても前作同様、生存者間で信頼関係が崩壊し分裂してしまう。

極限状態に陥ってしまった者の非情な行動が恐怖を感じさせます。

 

前作で明かされなかった謎も解けて、スッキリと一応ハッピーエンドで

終わって良かった。

 

暑い日が続いて、ほんま気分も滅入ってしまう.....

そんな時は、冬山の登山やひんやりした洞窟を舞台にしたサバイバル漫画でも

読んで、涼を感じてもらいたいですわ....

 

 

 

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