もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

夏の戦記か、こりゃいかん。

夏の元気なごあいさつ♬~といえば日清サラダ油セットですな。

タイトルもそれにもじったのだが、おわかりいただけただろうか?

 

普段、戦争映画とか、漫画は辛いので見ることを極力避けている。

戦争のドキュメント映像は淡々と流れるだけだから平気だけれど、映画や漫画は

ストーリーがあるので登場人物に感情移入してしまうから見るのがキツイ。

 

そんな自分でも見た作品がある。

はだしのゲン」。有名な戦争体験漫画。

小学生の時、もう40年以上前になるけれど、あの頃は漫画が無くて漫画に

飢えていた時代、学級文庫にあった「はだしのゲン」を貪るように読んだ。

 

子供心に戦争に反対するゲンの父親への、まわりからの風当たりが読んでて辛い。

ボコボコに殴られるゲンの父親が痛々しくてたまらんかった。

 

今だにゲンが焼け死ぬ家族を置いて避難するシーンと、弟の進次の

「うろんが食いたい」という言葉が忘れられん。

 

もう一度読もうと買ったのだけれど、あの悲しみをもう一度味わうと思うと怖くて

漫画を開くことができん。表紙のゲンの笑顔を見るたび、余計に辛い。

もう本棚に何年もしまったまま。

 

 

もうひとつ観たのが、「火垂るの墓」。

あれは高校三年間のうちの何年だったかは忘れたけれど、

年に一度の学校の体育館で行う映画の上映会があった。

 

ネバーエンディングストーリー」や「ラストエンペラー」もその時に観た。

ある年「火垂るの墓」が上映されることになった。

 

昔、映画ダイジェストという映画情報番組をやっていた。

その名の通り映画のダイジェストを放送して上映している映画館も教えてくれた。

そこで流れた「火垂るの墓」のダイジェスト。

火の粉舞う中、逃げまどう兄弟。節子の開いた手の中から光る蛍が飛ぶ。

ダイジェスト見ただけで心がキツかった。

 

しかし学校行事となると見ないわけにもいかん。

やっぱり思った通り心が痛い。逃げたくなるほど内容が辛すぎる。

なんとか最後まで観たけれど、しばらくの間「にいちゃん.....」という節子の声が

耳に残ってずっと気が滅入ってしまった。

サクマドロップ見ると今でも切なくなるわ。

 

 

そんなに戦争作品が苦手なくせに、買ってまだ読んでない戦争漫画がある。

 

「ペリリュー楽園のゲルニカ

 

 

「まだ読んでもいない漫画、紹介するなや!」

と言われるのは承知。だが載せる。

 

昭和19年夏、太平洋戦争末期のペリリュー島

そこでは日米合わせて5万人の兵士が殺し合う戦場と化していた。

漫画家志望の兵士、田丸はそこにいた。

 

デフォルメされたかわいい絵柄が戦争の残酷さを一層際立たせます。

自分もなんとか読んでみようと思っとります。

まあ、盆は友達の家族がコロナになって自宅待機で予定ナッシングになったし.....

 

 

明石家さんま主演の「さとうきび畑の唄」もちょっとだけ見た。

戦争という悲劇の中でも明るくふるまう主人公が物悲しかったですよ。

.....10分で耐えれんようになって逃げたけど.....

 

 

この夏、あなたも戦争映画や漫画を見て、戦争の悲劇に心を打ちひしがれて、

「あの時代に生まれんでよかったわ~」と安堵してみませんか?

 

作品にハッピーエンドは期待できんけど.....