もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

視力検査で見えづらい時は勘(これの前が右やったから次は下!?)

 

半年に一度、目の検査をしている。

忘れそうになったのを何とか思い出して、眼科へと出かけた。

 

血糖値の上昇で目に異常が出てないか検査に来てから、今回で四度目。

今までに病気は確認されなかったが、見えにくいのは老眼と診断された。

 

ある日、毎回楽しみにしていた、マンガ雑誌の巻末にある漫画家の2行ほどの

コメント欄が読めなくなっていることに気が付いた。

とりあえずルーペ眼鏡を買ってきてかけてみるとよく見えた。

「老眼か?....」

認めたくはなかったが、見えないものは見えないので現実を見ることにした。

100円ショップで老眼鏡を大量に購入して、各部屋に置いておいた。

 

老眼とは目のピントを合わせる筋肉の収縮力が衰えて、近くを見るときに

ピントが合いにくくなって近くのものが見えにくくなる症状。

おじいちゃんおばあちゃんがなるもんやと思てたら、45歳過ぎからなった。

 

んで、今回また検査。

視力を測ってから眼圧をはかる。

視力は右が1.2、左が1.5。なかなか良い方や。近くは見えんが....

眼圧は目に風を当ててそのへこませて元に戻る時間を測る。

早く戻ると眼圧が高い。高いと緑内障の原因にもなるという。

それも異常なし。

 

その後、散瞳薬を看護師さんが点眼する。

これは瞳孔を開くための薬。僕は上を向いて目をつぶらんように注意する。

眼底検査をするために必要だった。

完全に瞳孔が開くまで10分おきぐらいに看護師さんがチェックしに来て、

まだなら再び、散瞳薬を点眼する。

 

これが効いてくると視界の周りが白くなっていく。

光がだんだんダイレクトに目に入ってくる。

室内では大丈夫だが、外に出るとまぶしくてとてもじゃないが目を開けてられん。

 

そしてやっと先生の眼底検査が始まる。

目に光を当てられ、瞳孔が開いた状態やからまぶしくて拷問状態。

頭がくらくらするほどの光に耐えて、何とか検査が終わった。

「異常なし」

安心して、先生に礼を言って眼下を後にした。

 

支払いが終わり病院から外へ出ると、やっぱりまぶしくて前が見えない。

すかさずここで100円ショップで買っておいたサングラスを取り出した。

「全然、まぶしくない!」

サングラスは似合わないのでかけるのが恥ずかしかった。

病院の入り口で完全に浮いた怪しい姿だったので、我慢して駐車場へと急いだ。

 

本当は散瞳薬を点眼したときは車やバイクの運転を基本禁止されている。

しかしサングラスをかければ大丈夫と聞いていたのだ。

普通は検査の前に、車を運転して病院に来たのかどうか聞かれるので注意。

 

車のドアを開けようとした瞬間、聞き覚えのある声に呼び止められた。

「どうしたんや、こんなとこで....どっか悪いんか?」

前に勤めていた会社の同僚だった。

振り返るとサングラスをかけた姿を同僚が見て、「おっ!」とした表情をしたのが

サングラス越しにも分かった。

「かっこええなあ、仕事辞めてから変わったなあ(笑)」

「いや....チョット目の検査で。」

早く帰りたかったが、同僚はなかなか離れてくれなかった。

 

誰にも会いたない姿の時にかぎって、なぜ会いたくもないヤツに会うんじゃ~!

 

きっとあの同僚は会社で得意げに言いふらすだろう。

「辞めたあの人病院におったから、話したんや!

なんかサングラスかけてめっちゃイキってたな!」....と。

 

被害妄想かもしれんが、そういう人だったから目に見えるようや....トホホ(死語)