もぐおのかばん

もぐおがいろいろ吐露します

工場勤務は理不尽~ほんまはあかんねんで~

 

いきなり無茶苦茶をいう会社

 

自分の勤めている会社が信用できなくなったことはあるだろうか?

自分はある。というかそこで働いていた労働者全員が会社を信用できなくなった。

誰が入れ知恵したのか、ふつうに考えればどうなるかわかるものだが

会社はとんちんかんな事を言ってきたのだった....

 

10年以上前の話。以前に勤めていた会社はつぶれることはなかったけれど、

ほぼ毎月赤字が続いていた。

今月も仕事量は少なかったが、残業はだいたい毎日30分くらいはやっていた。

 

突然、朝礼で上司が言った。

「今日から残業はつきません。したがって残業代も出せません。

タイムカードは5時半定時で、必ず打つように。

もし残業するんだったら、私に許可をとってからやって下さい。

その時はタイムカードは残業終わってから打つようにして下さい。

以上。」

みんな啞然としたままだった。

 

仕事量が少ないとはいえ定時で終わるのはキツイ。

会社の状況をみんな知っているので気兼ねしたのと、周りが申請してないのに

自分だけ申請するわけにもいかなかったので、残業になっても泣き寝入りした。

 

「誰がこんなしょうもねえこと言い出したんや!」

「仕事なんかほっといて、定時で毎日帰ろうや」

「こんなの許されるんか?」

全員、不満たらたらだったが従うしかなかった。

 

みんなが会社には腹が立っていたので、必ず定時で作業を終わらせようとした。

見るからに作業は荒れていったが....

 

そんな日が1ヶ月ほど続いたある日、上司が一冊のノートを持ってきた。

 

「やっぱり、残業つけることにしたから

このノートに1か月前からの残業時間を思い出して書いて。」

 

みんなまた啞然とした。

 

「今まで言うとったことは何やったんや!」

「誰が、そんなん覚えとるんや!」

「やっとることがヤバイということに今、気が付いたんか!」

不満は頂点に達していた。

 

多くの人が残業時間を増やしてノートに書いていただろう。

なんせ、記憶はあいまいなものだから....

 

残業代の支払いについては労働基準法の37条で定められとる。

今回は、タイムカードを定時で打刻させたから、残業支払い義務を潜脱

(法令などの規制を、法令で禁止している方法`以外‘の方法で免れること

いわゆる「法の網をくぐる」ということ)している。

会社も残業をしてるのは知ってたはずやしな....

 

お~い

法を犯してまで残業代を払いたくなかったのか~い?

バレたら作業者が勝手に残業したとでもいうつもりだったのかな?

 

とにかくそれからは前のように残業代は支払われるようになった。

会社が何を考えていたかは分からん。

だけど、「そういうことをやる」会社だということは肝に銘じたわ。

 

他に3人でやってた仕事を急に2人でやらせたり(終わるの毎日22時越え)、

怪我して欠員が出ても一人に任せて知らんぷり(上司は「休まんように体調管理には

気をつけてな」の一言のみ。ここも終わるの毎日22時越え+休日出勤)。

結局、無理がたたって体調崩してどちらの職場も元の人数に戻った。

会社の迷走は続いた......

 

今回の教訓

儲かってない会社は何を言い出すか危険

 

みなさん、ほんとうにお気をつけあそばせ....

 

 

 

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