恐怖!鳥頭男
<*注意*稲〇淳二の話し方で読んでね>
たまの休みの日に買い物なんか行っちゃてねー、古本屋でキョロキョロと
「なんか掘り出し物でもないかなー」なんて本棚に並んでる商品を
目を皿のようにして見ていたんですよ。
「今日は欲しいものがないな~もう帰ろうかな~」なんてあきらめかけた時に、
奥にまだ調べていない本棚がひとつだけぽつーんとあるのを見つけたんですよ。
「なんでこんなとこにあるのかなぁ?おかしいなぁ?」なんて考えながらそれでも
本棚の左上から右下にかけてスーッとどんな本があるのか見ていったわけですよ。
するとそこに見つけた!探してた本を!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
と叫びそうになるのをこらえて、
「焦るな~焦るな~落ち着け~落ち着け~」
と自分に言い聞かせて、ゆっくりと本を手に取って落とさないようにそーっと
レジまで行って、千円札がいちま~い、にま~い、さんま~い....とお金を
払ったわけですよ。
なんとか家に帰ってから、苦労してやっと手に入れた本の表紙を眺めて
ペラペラっと右手でめくって中を見ていたんですよ。
すると本棚に入らなくて床に積んでおいた本の一冊がやけに気になったんですよ。
「なにかな~、なんだろな~、なんかへんだな~」と
近寄ってみて積んである本の中からその本を取り出して見たその時、
「ガーン」
と頭の中に衝撃が走って、
「スーーーーーーーッ」
と全身の力が抜けていくのが分かったんですよ。
信じられないことに、たった今買ってきたばかりの本と
まったく同じ本がそこにあったんですよ!
ダブって買った........................................
ギヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
ということが何十回もあった。
自分で自分の財布と心にダメージを与える、鳥頭男。
ライダーに一回蹴ってもらわな治らんわ....